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第57回(社)日本透析医学会学術集会」に参加して
小松崎 広江
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2012年6月22日(金曜日)札幌にて行われた“第57回(社)日本透析医学会学術集会で発表してきました。今まで院内発表の経験しかなかった私が大きな学会でなぜ発表することになったのか?それは前年の学会のポスター発表をみて言った一言が始まりでした。
当院では新型インフルエンザが流行した2009年から院外診察を行っています。糖尿病患者や透析患者はインフルエンザに感染すると重症化しやすいため院内にインフルエンザウイルスを持ち込まないようにするために、インフルエンザの疑いのある発熱患者をすべて院外(車内または感染症室)で診察しています。この試みはあまり他の病院では聞いたことが無く職員の感染防止にもなり良い試みだと思っていました。それを口にしたところ、大石先生から書いてみたらと言われ、私ではなく他の若い人にと言ったところ、フォローするからやってみてくださいと同僚から背なかを押され、何とか書き出しました。(実のところ先生は本当に書いてくるとは思わなかったそうです)
それからは慣れない文献探しや、図書館通い、初めてのパワーポイントに四苦八苦しながら、周りの皆さまに助けられ何度も書き直し、短い睡眠時間にも耐え、何とかまとめることが出来ました。ご自分の発表もあるのに、毎日のように提出される原稿を何度も見直して下さった先生が、一番大変だったのではないかと思います。ありがとうございました。
学会は6月22(金曜日)から24日(日曜日)まで行われ、私の発表は22日先生の発表は23日でした。発表に遅れないように、私は21日(木曜日)の飛行機で一人茨城空港を旅立ちました。札幌のホテルに着いて、ホテルのパソコンで発表の練習をしようとしたところ、原稿が開かずどうしていいかわからず真っ青になりました。フロントに電話したところ親切に部屋まで来て対応していただきなんとか開くことが出来、発表の練習が出来ました。 翌日は師長さんと後藤さんも応援にきていただき無事に発表が出来ました。何度かした予演会より一番よく出来たと言って頂き安心しました。本当に貴重な楽しい経験をさせて頂きました。その晩に御馳走になったお肉の美味しさは忘れられません。大通り公園のバラも綺麗でした。ホテルのお姉さんの心温まる対応も忘れられない思い出になりました。思い返すとなんと多くの人に支えられて出来たことだったのだと、今更ながらに思います。
これからも周りの人々への感謝を忘れず自分に出来ることを頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 |