2025.03.01
運動掲示板更新のお知らせ
今回のテーマは「フレイル」です!
皆さんはフレイルをご存知ですか?フレイルとは加齢によって体や心のはたらき、社会的なつながりが弱くなった状態をさします。透析患者様のフレイル有病率は18~64歳で47.3%、65歳以上で71.4%との報告もあります。気づかずに放置すると要介護状態になる可能性があります。しかし早めに気づいて適切な取り組みを行うことでフレイルの進行を防ぐことができます。
フレイル予防のポイントは[栄養][身体活動][社会参加]の3つです。食事(栄養)は活力の源です。バランスのとれた食事を3食とることやお口の健康を維持することが重要です。お口の健康維持の方法に「パタカラ体操」があります。体操する1番よいタイミングは食事の前です。体操により唾液がよく出るようになり、飲み込みやすく食べやすくなるため、誤嚥による肺炎を防ぐことにもつながります。運動掲示板に「パタカラ体操」を掲示しています。是非やってみてください!
理学療法士:大関
2025.02.03
料理教室開催のお知らせ
春の糖尿病、脂質異常症、高血圧症、減量が必要な方の料理教室を開催します。
日時:2025年3月2日(日)9:30~12:00
場所:大石内科クリニック内
皆さまの参加をお待ちしております。
冬のおすすめ料理のレシピを、先日、当院のホームページに更新しました。レシピ動画は作成出来次第、更新しますのでもうしばらく、お待ちください!
2025.01.11
料理教室開催のお知らせ
塩分、カリウムに気をつけながら食物繊維を摂ろう!をテーマに料理教室を開催します。
日時:2025年2月16日(日)9:30~12:00
場所:大石内科クリニック内
皆さまの参加をお待ちしております。
2024.12.07
冬の糖尿病、脂質異常症、高血圧症、減量が必要な方の料理教室開催のお知らせ
日時:2025年1月26日(日)9:30〜12:00
場所:大石内科クリニック内
皆様の参加をお待ちしております
10月に開催した料理教室のレシピと動画が、当院ホームページにアップされています
参考にしていただけると幸いです
2024.11.04
慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)とは
最近、慢性腎臓病という病名をお聞きかもしれません。檀れいさんの啓蒙ポスターが当院にも掲示されています。eGFRが60ml/分/1.73㎡未満または尿蛋白陽性が3カ月以上続く場合はCKDと診断されます。従って、健診でCKDを疑われた場合は3カ月以上経った時点で再度検査を受ける必要があります。
CKDは日本人の成人の5人に1人がかかっているという報告があり、多くの人にとって人ごとではありません。高齢化が進んでいる日本では、今後ますます増加すると予想されています。
CKDはeGFRの値により分類されており、正常または高値のG1(90ml/分/1.73㎡以上)、正常または軽度低下のG2(60以上90未満)、軽度~中等度低下のG3a(45以上60未満)、中等度~高度低下のG3b(30以上45未満)、高度低下のG4(15以上30未満)、末期腎不全のG5(15未満)となっています。さらに蛋白尿の程度によりA1(-)からA3(+以上)までに分けられており、尿蛋白が多くなるほど重症度が上がることが知られています。(大石 明)
2024.10.15
高カカオチョコレートはどの位食べたら良いの?
管理栄養士 前田智実
高カカオチョコレートとは、カカオ含有量の多いチョコレートで、一般的な普通のチョコレートのカカオ含有量は30~40%、高カカオチョコレートは70%以上含まれます。それぞれ1枚5g中の栄養成分を比べると、普通のチョコレートは、28kcal、糖質2.5g。高カカオチョコレート70%前後は28kcal、糖質1.6g。カカオ85%は29kcal、糖質1g。カカオ95%は31kcal、糖質0.6gあり、カカオ含有量が増えるほど含まれる糖質量は少なくなりますが、脂肪の割合が増える為カロリーが高くなります。また、高カカオチョコレートのパッケージに「低GI」と表示されていますが、GI値とは、食品がどれくらい血糖値を上げるのかを示す指標で、GI値が100に近い食品は血糖値が急激に上がりやすく、55以下の低い食品ほど血糖値の上昇は穏やかです。高カカオチョコレートのGI値は15~30のため食後血糖値が上がりにくい食品ですが、カロリー、脂質が多く含まれ肥満やlDlコレステロール値の上昇につながります。摂取量は1日3枚(15g)を目安にしましょう。
2024.09.25
インフルエンザ/コロナワクチン予防接種について、補足致します。
【インフルエンザ】
●2025年1月については、ワクチンの在庫により、接種が可能です。
【コロナワクチン】
●助成対象について
65歳以上:全員
60~64歳:基礎疾患がある方は役所に手続きが必要です。
上記以外:助成がないため、全額自費になります。
該当する基礎疾患、また補助額や手続きの方法などの詳細は、各市町村にお問い合わせください。
大石内科
2024.09.23
【実施期間】
◯インフルエンザ10/1(火)~12/28(土)
◯コロナ10/1(火)~3/31(月)
【料金】補助額は市町村により異なります。
◯インフルエンザ:3100円
65歳以上は2000円(土浦市は補助額が2000円のため差額は0円)
◯コロナ(12歳以上):14300円(土浦市は補助額が11300円のため差額は3000円)
【予約】
予約不要。診察予約がある方は、診察時の接種をお勧めしています。問診票をご記入の上、ご持参ください。
注射のみの予約を希望される場合は、日にちの予約は出来ますが、お時間の予約はお取りしておりません。
受付時間内にお越し下さい。
●水曜日と土曜日の午前中は、注射は出来ますが、混雑しております。
●10/12(土)は都合により、14時で受付終了とさせていただきます。
その他ホームページをご参照下さい。
電話が繋がりづらい状況となっており、大変ご迷惑をおかけしております。ワクチンは在庫を十分に確保しておりますので、お時間に余裕があり、体調の良い日にお越しいただきますよう、お願い申し上げます。大石内科
2024.08.21
秋の糖尿病、脂質異常症、高血圧症、減量が必要な方の料理教室開催のお知らせ
日時:2024年10月20(日)9:30~12:00
場所:大石内科クリニック内
皆様のご参加をお待ちしております。
7月に開催した料理教室のレシピと動画が、当院ホームページにアップされています。
参考にしていただけると幸いです。
2024.05.21
の糖尿病・脂質異常症・減量が必要な方のための料理教室開催のお知らせ
日時:2024年7月14日(日曜日)9:30~12:00
場所:大石内科クリニック内
皆様のご参加お待ちしております。
2024.05.14
消化器内科 金子光太郎
初めまして金子光太郎(かねここうたろう)です。
このたび大学の先輩であり霞ヶ浦病院(現霞ヶ浦医療センター)で同僚だった大石先生のもと勤務させていただけることとなりました。肝炎 肝硬変 肝癌などの肝疾患、食道炎 胃炎 胃癌 腸炎 大腸癌などの消化管疾患、膵炎 膵癌などの診療を行ってまいりました。専門分野においてはより新しい知見に基づいた診療の提供とともに分かりやすく思いやりのある全人的な医療を心がけていきたいと思っております。地域の皆様のため誠心誠意努力してまいります。宜しくお願い申し上げます。
2023.12.04
夏と冬どちらが痩せやすい?
管理栄養士 前田 智実
夏と冬どちらが瘦せやすいと思いますか?「夏は、暑くて汗をかく機会が増えて痩せやすい。冬は、寒いので室内で過ごす時間が増えて運動量が減り太りやすい」というイメージがありますが、実は夏に比べ、冬の方が10~20%も代謝が増えるので、一年の中で冬は痩せやすい季節と言えます。なぜなら、外気温が10℃を下回ると、私たちの体は無意識に熱を作り出し、体を冷やさないように体温を一定に維持する働きを持っています。熱を作り出すために多くのエネルギーを消費します。その為、基礎代謝(何もしなくても消費するエネルギー)が増えて、痩せやすくなります。夏の暑さで汗をかいても、体の水分が少なくなって体重が減っただけで、体脂肪が落ちたわけではありません。冬に太りやすいのは、摂取するエネルギーに対し、運動量が不足していることが要因かもしれません。冬の寒い時期こそ痩せやすい季節です。食事や運動量を見直してみましょう。
2023.11.28
腎機能が悪いと言われたのですが。
健診で腎臓が悪いと言われて当院を受診する人が増えています。以前は筋肉の老廃物であるクレアチニンの血中(正確には血清)濃度により腎臓の機能が評価されてきましたが、最近では、それに加えて、eGFRという数値が、身長、体重、性別、年齢とクレアチニンの濃度から計算されて示されることが一般的になりました。この計算式ではクレアチニンが分母に入るため、クレアチニン値が高くなればeGFRは低くなります。また、クレアチニンに比べると数値の動きが大きいため、低下が分かりやすいという特徴があります。 eGFRは60ml/分/1.73㎡未満が3か月続くと(蛋白尿陽性が3か月続く場合も)慢性腎臓病と診断されることになっています。健診ではeGFRが60をわずかに下回っているだけでも受診を勧められるようになっており、心配かと思いますが、全員が心配なわけではありません。受診時に、再度eGFRが60未満で、かつ血圧が高い、または尿蛋白が陽性の場合は、注意が必要です。このような場合は、腎機能低下が速く進む可能性がありますので、定期的通院による治療が必要になります。(大石 明)
2023.07.22
夜遅い時間に食事を摂る場合の工夫
管理栄養士 前田 智実
夜遅い時間に食事を摂るのは良くないといいますが、なぜ良くないのでしょうか?
昼食と夕食の間隔が長いと、空腹感から早食いや食べ過ぎてしまうこと。夜は、食事誘導性熱生産(食事の消化吸収の際に消費するエネルギーのこと。食後、安静にしていても内臓が活発に活動しエネルギーを消費して代謝量が増える)が低く、朝昼に同じものを食べた時と比べて消費できる量が低下するといわれていること。また、余ったエネルギーを脂肪として蓄えようとする遺伝子BMAL1(ビーマルワン)は日中よりも夜間に活性化するため、夕食に脂質を多く摂ると脂肪をため込み、肥満につながりやすいといわれています。
このように、夜はエネルギー消費が落ちて太りやすく、血糖値が上がりやすくなります。遅い時間に食事を摂る場合は、夕方に軽食としておにぎりやサンドイッチなどの炭水化物と野菜を食べ、帰宅後にたんぱく質源のおかずと野菜を食べる「分食(2回に分ける)」にすると体重管理や血糖コントロールを上手に行うことができます。
2023.04.01
カップ麺をバランス良く食べよう
管理栄養士 前田 智実
カップ麺は不健康なイメージがありますが、最近では「タンパク質強化」「低糖質」など健康を意識した商品も増えていますし、工夫次第でバランス良く食べることもできます。
カップ麵の栄養素の特徴は、「野菜・タンパク質が少ない」「脂質に偏っている」「塩分が多い」ことです。また、カップ麵と一緒におにぎりや菓子パンを食べて食事を済ませていませんか?この組み合わせでは炭水化物に偏り、血糖値が上がり体脂肪も蓄積しやすくなります。バランス良く食べるには、不足しがちな野菜やタンパク質を摂る工夫として、カップ麺に冷凍野菜やわかめ、ゆで卵をトッピングしたり、ツナ缶やサラダ豆を使用したサラダを追加すること。脂質の摂取量を減らす工夫として、カップ麵のパッケージを見て「ノンフラ麺」と書かれている物を選ぶこと。カップ麺の脂質は1食15g前後、ノンフライ麺は1食5g前後の為、約100Kcal摂取エネルギーを減らすことができます。塩分を減らす工夫として、塩分の半分以上は汁に含まれているので、汁は必ず残すこと。又は付属の粉末(液体)スープの素を半分残すようにしましょう。
2023.03.29
茨城県立医療大学の元院長で茨城県立健康プラザ管理者の大田仁史先生により考案された介護予防のための運動プログラムです。シルバーリハビリ指導員は1級から3級まで含めると約1万人いてボランティアで活動しています。当院がある6中地区でも8か所で指導員によるリハビリ体操が行われています。要するに茨城県の津々浦々で行われており、ご自宅の近くで、無料で運動指導を受けられるのです。
こう言う私もシルバーリハビリを全く知らなかったのですが、たまたま1級の指導員の患者さんから当院のカレンダーの運動がシルバーリハビリ体操に似ていると言われたことをきっかけにして、こんなすばらしい活動が茨城県にあると知りました。市の広報にも情報が出ています。
介護が必要でない健康寿命を延ばすために運動は重要ですが、なかなか始めるきっかけがなく、継続も困難なものです。そのため、家族や気の置けない仲間とともに楽しみながらできるシルバーリハビリ体操を月に何回か行うことが有効と思われます。シルバーリハビリ体操に参加をご希望の場合は、当院スタッフにお尋ねください。大石 明
2023.01.24
たかが高血圧か?
血圧が高いと診察時に言うと、家では130前後で大丈夫という人が多いです。薬を始めましょうと言うと一生飲まなくてはならないかと聞かれます。また、既に降圧薬を飲んでいるのだから同じ薬を飲んでいれば良いと勝手に思い込む人も少なくなくありません。症状がないので薬はいらないという人も結構多いです。要するに高血圧は軽く見られているのです。しかし、高血圧は放っておくとこわい病気です。高血圧の合併症である脳梗塞、脳出血、心筋梗塞は70代、80代の病気と思うかもしれませんが、50代、60代でも起こすことがあります。人生100年時代などと言われていますが、介護なしで生きられる健康寿命を延ばすためには血圧を適正に保つことが重要です。特に、糖尿病まで行かなくても血糖値が高め、コレステロール高値などがある場合は要注意です。このような人では、ひそかに動脈硬化が進んでいることがあり、無症状でも高血圧で進行が加速されるのです。高血圧がサイレントキラーであると言われるゆえんです。ですから、ご自分を守るために降圧薬を飲み、医師のアドバイスに耳を傾けるようにしていただけたら幸いです。大石 明
2022.12.14
おせち料理、雑煮の上手な食べ方
管理栄養士 前田智実
新年を祝う『おせち料理』は保存性を高める為に醤油、塩、砂糖が多めに使われています。一見すると和食でヘルシーに見えますが、数の子やいくら、ローストビーフ等のカロリーが高いものがあります。栗きんとん、黒豆、伊達巻は、多くの砂糖が使われている為、栗きんとんは1個(85Kcal)、黒豆は10粒(50Kcal)、伊達巻は2cm幅1枚(60Kcal)に控え、炭水化物が多い食品である里芋やくわいは1個(各々中サイズ1個=20Kcal)に控えましょう。なますや煮しめ、たたきごぼう等の野菜料理は、比較的低エネルギーで食物繊維も摂取でき、血糖値の上りを抑えることが出来ますが、甘さをそれほど感じない程度ですが砂糖が使われている為、食べ過ぎには気を付けましょう。『雑煮』の餅は、ご飯と同じ炭水化物の多い食品です。市販の切り餅1個50g前後で120Kcalある為、切り餅2個(ご飯150gと同じカロリー)に控えましょう。自家製で切り餅を作っている方は、小さく切るようにしましょう。また、雑煮の具は野菜を多くすると、食後血糖上昇を抑えることが出来ます。
2022.12.13
運動掲示板を更新しました!
理学療法士 森島遥加
冬になりましたので透析室入り口にある運動掲示板を更新しました。気温が下がり手足が冷えると思うので、少しでも体が温まるように簡単なストレッチを5種類紹介しています。ストレッチを行う事で筋肉や関節の動きが良くなり血流改善に繋がります。その結果、体温の上昇、むくみ・だるさの軽減等の効果が期待できます。出かける前の準備体操として取り入れてみて下さい。